・ FX-メロディ&ウォッチ
1981年発売。16500円
クロック・ユニットおよびサウンド・ブロックを中心にしたセットである。
タイマー機能や電子オルゴールの演奏など80種類の実験が可能である。
このほかに基礎電子回路の65実験が可能である。
本体左上のユニットケースにはクロックユニットがセットされている。これは実験内容によってCdSユニットと交換する。
クロック・ユニットは内部時計の時刻に連動したコントロール信号を本体と通信するのが主な機能である。
ユニット側には液晶表示パネルと時間合わせやアラームのON/OFFのため等のスイッチボタンが５つある。
本体側ブロックケース左端の上から5つまでがクロック・ユニットとの通信端子となっている。これらはタイマ変更、アラーム時刻のセットなどに割り当てられている。
サウンド・ブロックは2×3の6ブロック分のサイズである。
内部にはメロディICが仕込まれており、「峠の我が家」「グリーン・スリーブス」の2曲のメロディが演奏可能である。
上面にはSOUND BLOCK-1の文字があるところから、この後に別の曲を収録した2番以降のブロックが予定されていたのかもしれない。
サウンドブロックによるメロディ演奏実験、クロック・ユニットによるタイマー実験のほかに両者を組み合わせて時刻になったら演奏が始まるといった実験もできた。またクロック・ユニットの代わりにCdSユニットを使って明るくなると鳴り出す電子オルゴールなど光と連携した実験もできる。
惜しむらくはチューナ関係のブロックがあれば、タイマーによる目覚ましラジオなどが出来たであろう。
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